デュアルマフラー
FFなのにエンジンは縦置き。
しかもベルト類は室内側という、普通とは逆なのだ。走りは結構マイルドで乗りやすい・・。
ぴっかぴか
天気がいいので、この機会に天日干し・・。
エンジンルーム洗浄しました
広く開くので左右からは見やすい。
が、前から作業できないので不便。
格好はいいのだけれど。
サーブ好きはこれがいいらしい。
今時こんな・・
ドライビングポジションはかなり悪い。
ペダル類が全体として右より、ステアリングシャフトが車体中央に傾き、ハンドル自体もその方向に何となく向いている。
3ドアは北海道ではかなり珍しい
色あせてひどかったのでバンパー塗装をするために外した・・、何となく「車」と言うことは分かる。
バンパー外すと惨め・・・
サーブは妻のお気に入り。要するに妻の愛車だ。
しかも、C-900 クラシックサーブでなければダメだという。
正直困る。 古いのでメンテナンスがてぇへんなのだ。 しかし、趣味を理解して貰うためにはやむを得ない。
「せめてもう少し新しいサーブにしたら・・」と言うのだけれど、「いや、この大きさが気に入ってるの」
言うのは簡単だけど、大変なんだよね。大きなトラブルは無いけどちょこちょこと色々あるから。
この手のサーブはエアコンが正常なモノは殆ど無い。
「夏は窓全開にして昭和の風を受けてはしるのだ〜」。勘弁して欲しい・・・
音が不安・・
リアにタイコが無い!
途中から2本に分かれている。
太いので排気効率は良さそうだけど。
トルクが無くなりそうな感じが。
標準のはストローマフラーみたいでかっこいいとは言えなかった。
デュアルは迫力があるけど・・。
付けてみると、やはり音がすごい。
一応純正なので、社外のやかましいの程ではないけれど・・。
それにしても、標準のが錆びていて外すのが大変だった。
1時間以上かかってしまった。
疲れた。
C900のドアの開閉は「カギ」が基本。 しかし、今時カギでドアを開けたり閉めたりは非常に不便だ。
何よりも格好が悪い。
そこで、SVXと同じコントローラを使ってリモコン式に改良する。
ところが、運転席側のドアにはアクチュエータ(ガンモータ)が付いていない。どうする?
運転席側
ガンモータと同じ形状をしている。
外すまではただのスイッチになっているとは思えない。マイクロスイッチが付いてます。
助手席側
驚きです。マブチモータ!?が付いてました。何か頼りない・・。
運転席と同じケースなので運転席のマイクロスイッチがそのままはめ込める。
線が2本しか出ていない・・、まさか・・、電池をひっくり返すのと同じ要領でモーターの回転方向を変える、という・・。でもそれしか考えられない・・。
マイクロスイッチを付ける
配線図・・
英語版のマニュアルなのでページを探すだけで一苦労。配線の色は実際と合っていた。外車は違うものが多い。
仮付けしてみる
モーターとマイクロスイッチが組み込まれているので今まで通りの動作の他に、モーターでも動作するはずだ。たぶん・・
ドアに入る配線
国産車のように綺麗に収まっていない。かなり適当な感じで付いている。
それぞれ、ドアロック・パワーウィンドウ・電動ミラーのコネクタ。
これは助手席側。右に同じ適当な感じ。はっきり言って、雑!
ドアに入る配線
いよいよ、動作テスト。ボンネットに配線が集まっているので、とりあえずエンジンに乗っけて試す・・、やはり・・。
ウィンカーの点滅はOKだったけど、肝心のロックは予想通りダメだった。
リレーを付けて、ロック・アンロックでプラスマイナスを切り替えなければだめだ。
難しくはなさそうだけど、めんどくさ〜!
さすがC900・・
ドアからの配線を通すのに、ドアを外さなければならない。
本当にリモコンドアロックの作業なのか!?
手が入らない
配線のゴム管はドアからフェンダーに入っている。私のようなごつい手では一度手を入れたらなかなか抜けない。草刈り機のプラスチックワイヤーを使って通す。
細い・・
既存の配線でかなりめいっぱいの状態。しかも中間でタイラップでしめられていた。ともあれ何とか通すことが出来た。
コントローラーとリレー
設 置
設 置
リレーはライト用のを使った。
なので接点部はオンとオフしかない。
そのためロック時でリレー2個、アンロックで2個の計4個を使用した。
これによって、アクチュエータのモーターの回転を変える。
リアシートの下に設置。
結構余裕がある。
動作テストは一発OKだった。これで最近の車と同じようになった。
作業時間丸二日。まさかドアの脱着まですることになろうとは思いもしなかった。
ドアロックでウィンカー1回点滅、アンロックで2回点滅、カーファインダー付きで駐車場所も分かりやすい。
古い車はレンズ類が曇ってきて、なおさら古く見える。
「花咲G」を使ってピカピカにする!
花咲G
レストアラー必携の逸品。
金属だけでなく、プラスチックもOK。
使用前 左のレンズがひどい
少し分かりにくいけど、右はピカピカだけど左はかなり曇っている状態。
こうなると車に古さを感じさせてしまう。
使用後
かなりピカピカです。
作業時間は3分程度。
違 い
上半分は磨く前。
下半分が磨いた後。
違いがはっきりと分かるでしょ。
「花咲G」はハンドクリームのようになめらかで、磨くと言うよりも塗り込む感じでこうなります。
勿論ボディーでもokですが高いのでもったいないのです。
プラスチック類の再生にはこれ以上のものは今のところ見あたりません。
リモコンドアロック時、改良したアクチュエータからすごい音がする。
アンロック時は大丈夫。電流が逆流している?そういえばダイオードを付けなかった。
で、早速リレーからの出口にダイオードを付けたが改善されない。
動作の整理をしてみる。
本来運転席側のドアにはロック用のモーターが付いていない。マイクロスイッチが付いていて、カギを回すとマイクロスイッチによって、他のドアのアクチュエータを動作させる。
改良版は、他の車から外したアクチュエータにマイクロスイッチを追加し、リモコンドアロックのコントローラから入力される電源でアクチュエータを動作させ、同時にマイクロスイッチがONになり他のドアのアクチュエータを動作させる。
で、今回の問題は・・。カイロの問題か?配線には問題はないはずだけど・・。
運転席側だけ異常音がする。
アクチュエータをバラして目で見て確認する。分かった! アクチュエータの頼りなさそうなマブチモータ?は意外とパワーがある。
動作するときにムリに分解した閉じたケースが開いてバネを支えられなくなっていた。
片側はボルトでしっかり固定しているが、もう片方はビニールテープだけでケースを閉じているため緩みが出ていた。
再度内張をはがす
上のコネクタはマイクロスイッチ用、下が追加したモータ用のコネクタ。
問題の改良アクチュエータ
本来分解出来るようにはなっていない。
ケースの上下はボンドで固定されている。
ロック・アンロック時に「バチッ」という音がするが、モーターで動作しているのでそんな音は出ないはずだが、その音はストローク時にバネがかかる音なのだ。そのときにケースが開こうとする。
ついでにお掃除
自作掃除機大活躍。
元気に動いています。
原因が分かったの無事完了した。
が、大変な忘れ物をしてしまった!
アクチュエータのリンケージの接続のために使用した「カガミ」をドアパネルの内側に貼りつけたまま内張を戻してしまった。
ガムテープで貼りつけた「カガミ」はドアの中に張り付いたままなのだ!
また剥がさなければ・・・。
直って安心したらまただよ・・。
干しています
古い車は、ワイパーアームの先端が錆びる。
アーム全体も色褪せて余計に古さを感じさせてしまう。
ついでにSVXのも塗装です。
SAABもSVXもスペアがあるので全部で5台分のワーパーアームを塗装。
車体用の塗料しかないので、エアの圧力を下げて荒めに吹き付けてみました。
ツルツルぴかぴかのアームじゃ綺麗すぎる。
最近ATの調子が悪かった。オイルの温度が上がるまでセカンドに入ってくれない。
そんなときは「ロー」ギアでアクセルをめいっぱい踏んでやる。かなり走りにくい。
暖まってくると普通になる。ATFの交換で直る保証はないけど、一応やってみなければ。
ATFのオイルパン
古いオイルを抜く
オイルパン取り外し
オイルフィルターが見える。
SAABは通常メンテナンスで5万キロで交換、シビアメンテナンスで2.5万キロで交換が必要。このサーブは10万キロ何もしていない。
フィルター取り外し
網の目のように・・。
拡 大
オイルパンには、磁石が入っていて、鉄粉がびっしりとくっついている。
綺麗に見えるけど、当然ケース内も汚れている。
これは洗浄しなければダメかも。
ATF
ATF(オートマチックオイル)はエンジンオイルのように自由に選ぶことは出来無し。車指定のオイルを入れなければならない。しかし、多くはデキシロンタイプがSAABの場合、TypeGが指定。(現在のSAABはデキシロンらしい)
2,060円/L。全量で8L必要。結構高い。
この状態
椅子に座って作業。
腰と首に優しい。
フィルター洗浄
洗浄液は灯油70%シンナー30%の混合。洗浄する物によって割合を変えて使う。
ケース内の洗浄
ブレーキクリーナーをドバドバ吹き付けて洗い流す。
相当汚れていたのですっきりしました。
オイルパン組み付け
内も外も綺麗になりました。
オイルの注入です
エンジンオイルのように別個に注入口はないのでゲージの差し込み口から注入する。
穴が細いため普通のカップは使えないのでアイスクリームのケースを使う。
強度が足りなかったら2枚重ねでOK.
ATF(オートマチックオイル)はエンジンオイルのように、全量を抜くことは出来ない。ドレンから抜いても約半分は残った状態。
抜いた分だけ注入したら、一度走行して混ぜてまたドレンから半分抜く。また注入する。SAABは全量で8L。今回オイルは8L注入したけど、100%交換することは不可能。25%は古いオイルが残った状態で完了となる。他の車も同じ。
で、結果はと言うと。
直っちゃった。オイルが冷えているときでもシフトアップは非常にスムーズ。
最悪ミッションを交換しようと思っていたのでホッとしました。
原因が全く不明、走行中突然エンジンストップ!
しばらくするとまたかかる。駐車場ならいいが、信号待ちや走行中に止まるとちょっと、いや、かなり困る。
サーブは妻のなので、私がレスキューしなければならない。
家に戻るとエンジンがかかるのでどういう状態かわからない。
なので考えられるところを片っ端から部品交換する。
1.燃料ポンプ交換。
古いポンプを外す
ポンプはリアゲートの下にあるので作業性はGood。
交 換
新しいパーツは気持ちがいい!
古いポンプを外す
完 了
蓋
リングをつける
外周を大きなリングで締め付ける。
安っぽいブリキ?
トランクスペースは結構広く、こんな感じ。
前のサーブでも同じ状況が起きたことがある。そのときは燃料ポンプが原因だったのでスペアのポンプを交換する。
2.電気系統のパーツ交換
燃料ポンプが原因ではなかった!
デスビキャップ、ローター、コイルを交換する。
デスビキャップとローター
この二つは消耗品です。
ある程度走行したら交換が必要。
ちなみにローターは本国からお取り寄せ。
アースもチェック
サーブのコイルは壊れるものではないけど、一応交換。中古品。
プラグ掃除も・・・、もうだめだ交換が必要。
とかく欧州車はアースの接点不良が多い。
これでまた様子を見ることにする。が、たぶん解決には至っていない気がする。
なぜなら、交換したのは特に熱に弱いパーツではないから。
直らん!!
1992年製(平成4年)
部品がだんだん確保できなくなってきた。ディーラー(ヤナセ)に発注すると、たまに「国内最後の部品です。」と言われる。
海外から直接輸入する手もあるが船便になるので時間がかかる。
他人には決してお勧めできない年式の車だ。