高さのメモの仕方
KBM=100.000
BS 機械高 FS GH
1.100 101.100
SP0 0.950 100.15
SP5 0.860 100.24
SP10 1.005 100.095
SP13.5 0,920 100.18
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土地の高さの測り方
測量レベルの使い方
ガレージを建てるときや舗装、ブロック敷き、塀の施行をする前に、高さの測量をしなくてはなりません。
レベルを持っていてもちゃんとした知識がないと正しい測量は出来ません。
正しい測量が出来なければ綺麗な施工は出来ません。
と言うわけで、正しい高さの測り方。 専門用語は使わず分かりやすい言葉で説明します。
1, レベルの設置 : a、三脚にレベルを取り付けたら体重をかけて三脚の足1本1本をしっかりと地面に食い込ませる。
b, 三脚の天板を大体水平にするために、三脚の足の長さを調整する。
c, レベル側の微調整ダイヤルで水球を完全に水平に合わせる。
この時、レベルを90度、180度に回転させ、どの位置でも水球が水平位置になっているか確認する。
この時、水球がずれるようだと、三脚の固定が悪いので、さらにしっかりと体重をかけて固定する。
d, レベルを覗いて視度を合わせる。
2., 仮ベンチを決める 「仮ベンチ」(KBM)とは、基準とする高さのことで、建物の基礎や、塀の基礎など決して動かない場所を選びます。
3, KBMの高さを測る KBMとする場所(@)に「ロッド」を立てる。 ロッドは自立できるくらい垂直に立てる。手や指で捕まえず、指で触れるくらいで支える。
レベルを覗いて水平線の位置でロッドのメモリを読む。この時、ロッドが近い場合覗きながらロッドを見つけにくいので
覗く前にロッド方向に出来るだけ合わせる。(レベルに方向に合わせるための照準が付いている)
4, 目盛りを読む レベルの水平線でロッドの目盛りを読む。 ロッドにはセンチ単位のメモリしかありませんが、読むときはミリまで読む。
例 ロッドの読み=1.100
5, KBMの計算 ここが重要! KBMの高さを H=100.000 とします。(KBM=100.000)
KBM 100.000+ロッドの読み1.100 = 101.100.. → これが機械高となります。 そして、これをBS(バックサイト)といいます。
これで基準となる高さを設定することが出来ました。
高さ測量の道具 1, レベル(オート)
2, 三脚(レベル用)
3, ロッド--- メモリの読み方を前もって理解しておく。
6, 必要な箇所の高さを測る : 基礎にしようとする箇所や、計画建物の角を図る。
掘削土量を算出する場合は5Mや10Mのライン上(横断)で地盤変化の高さを測る。
例 ロッドの読み = 0.950
個々が重要! この高さをFS(フォアサイト)といいます。
機械高 101.100 - 0.95 = 100.15 これが図1Aの地盤高(GH)となります。
7, 連続して測る 必要な箇所の高さ(FS)を機械はそのままで、次から次へとロッドを立てて測ります。
8, 計り忘れをした場合は KBMの見える所なら機械はどこに立ててもOKです。
KBMにロッドを立てて測りましょう。ロッドの読みにKBMの高さ(H=100)をプラスした数値が「機械高」となります。
ここが重要! KBMを設置することによって、いつでも同じ条件での測量が可能になります。
レベルの気泡を合わせるときは三脚である程度合わせる
気泡を正確に合わせる時にレベルの調整ネジで合わせる
ロッドを見るときは最上部の窓でレベルをロッド方向に向ける。ピントを合わせたら微調整ネジで見やすい位置に向け、その後ロックする。
高さの基準となる仮ベンチは基礎など、しっかりした箇所で行う。
メモリは5ミリ単位だが、高さはミリまで読む。見慣れていないと間違えやすいので注意
この測量は「点」の測量なので番号で記入している。
KBM(仮ベンチ)を計った後、必要な箇所を測量する。記録の方法は前述の通り。
ライトテスター設置のためにガレージ内の5箇所の高さを測定しました。